一戸建て住宅は大きく分けて注文住宅と建売住宅の2種類あり、それぞれに特徴があります。
自分の求めるポイントをより大きくカバーしている住宅を選ぶのが大切だと言われる住宅購入ですが、注文住宅のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
注文住宅のメリット
注文住宅は自由度の高いという利点があります。
建売住宅の場合、既に完成した住宅を購入するという形になるのに対して希望を叶えやすいという点が注目されているのです。
一戸建て住宅というのは世帯で住むことが多いため、建売住宅のように完成されているものでは各々の希望を全て叶えることが難しいということが指摘されています。
しかし、自由度が高い住宅の場合、その全ての希望を叶えることも出来るのです。
例えば、部屋の間取りやキッチンの設備などは、それぞれの世帯によって求める使い心地が違います。
一方の世帯では満足度の高い住宅であっても、もう一方の世帯では不満だらけということも考えられるのです。
このように、注文住宅というのは同じ住宅というものが存在しません。
「生活のオーダーメイド」だと評されることもあり、生活する全ての人たちにストレスが無くなるかもしれません。
注文住宅のデメリット
注文住宅のデメリットとしては入居までに時間がかかってしまうことが指摘されています。
契約してから即入居が可能な建売住宅に対して、様々な相談事項が多い注文住宅は面談から契約までに2ヶ月かかるということも珍しくはありません。
そこから施工がスタートするため、すぐに住宅が欲しいという人には不向きと言えます。
具体的には上棟から90日くらいかかると思った方が良いでしょう。
さらに、費用面での問題も指摘されています。
土地の取得やそれに伴う費用の支払いなど資金計画が複雑になりがちです。
契約までの面談や説明会が続くため、このようなことが苦手だという人は煩わしさを感じてしまうかもしれません。
また、際限無く予算を注ぎ込むことが出来るため、その予算をどのように使うのかということをしっかりと考える必要があります。
譲れないポイントを明確に定め、ローンの支払いや諸経費なども冷静に考えましょう。
特徴を正しく把握することが大切
注文住宅の利点は何と言っても本当に欲しい家が手に入るということです。
建売住宅ではどうしても妥協しなければいけないポイントも出てきますが、そのようなポイントを気にせずに家を設計することが出来ます。
特に部屋の間取りやキッチンの設備などは暮らしやすさに直結するポイントで、世帯の求めるポイントを加味すると、より一層このメリットが注目されると言うことが出来るでしょう。
しかし、入居までの時間が建売住宅よりも長くかかってしまうということが挙げられるため注意が必要です。
契約までの面談も時間がかかることが多いですし、そこから施工が始まるのですぐに住み始めることが出来ません。
また、費用も高くなる傾向にあります。
土地の取得にはそれを取得するための費用がかかるなど、諸経費を頭に入れて考えなければ支払いに苦労するかもしれません。